十三回目

“加減”を覚える為に抑えて抑えてごはんを吸う日々。
ちょっとしか食べられないのはおなかがすくけど、人間の食事にどんどん慣れてきてなんとかごまかせそう。おじさんの料理おいしい。頑張って作ってくれた分おいしいよ。


自分を許してくれた、自分と生きたいと言ってくれた、優しいおじちゃんと一緒に居たい。そのためにいい子にならなくちゃ。
悪い事をしてしまう分、もっといい事をしなくちゃ。

家の手伝いを率先してやるように色々教わってやってみるけど、掃除も料理も選択も、自分のちいちゃな体では上手くできずによく失敗してしまって…逆に負担を増やす事もたまにあって。

…もっと大きくなりたい。
今すぐ大きくなりたい。
そしておじさんの役に立つんだ。お友達の役にも立つんだ…!







数日後、おじさんの横で寝ている間に今まで吸った力を使ったのか、身体が大きくなっていてびっくりさせちゃった。
普段していた抱きつきもスキンシップも恥ずかしがられる。…可愛い…
(年頃の躰になった事で淫魔らしいからかいも覚えたとかなんとか)


これから沢山頑張るから。傍にいさせてね。

  • 最終更新:2017-07-23 13:23:39

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